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2008/07/26

「禁断のパンダ」 拓未司

禁断のパンダ禁断のパンダ
(2008/01/11)
拓未 司

商品詳細を見る

★★★☆☆

柴山幸太は神戸でフレンチスタイルのビストロを営む新進気鋭の料理人。彼は、妻の友人と木下貴史との結婚披露宴に出席し、貴史の祖父である中島という老人と知り合いになる。その中島は人間離れした味覚を持つ有名な料理評論家であった。披露宴での会話を通じて、幸太は中島に料理人としてのセンスを認められ、その結果、中島が幸太のビストロを訪問することになる。一方、幸太が中島と知り合った翌日神戸ポートタワーで一人の男性の刺殺体が発見された。捜査に乗り出した兵庫県警捜査第一課の青山は、木下貴史の父・義明が営む会社に被害者が勤務していたことをつかむ。さらには義明も失踪していることを知り……。
表紙折り返しより


甘いかなぁと迷いつつも星3つにしました。
展開やミステリー部分にアラは目立ちますが、ある部分以外では楽しんで読みましたし。
でも、読後感だけだと星1つになってしまいますね。

第5回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作です。
ちなみに、「このミステリーがすごい!」の募集対象は「エンターテイメントを第一義の目的とした広義のミステリー」とのことなので、必ずしも本格ミステリーが選ばれるわけではないんですね。

料理人幸太と刑事の青山、それぞれの視点で話が進んでいきます。
その両者がどのように絡んでいくのか、期待しながら読んだわけですが…。
選評にもありましたが、警察側はあまりぱっとしませんでしたね。

以下、ネタバレになりそうなので、ご注意ください。
著者はそれまでの仕事などから料理に対する造詣が深いようで、前半部分の料理に対する描写は(少し饒舌すぎるほど)とても魅力的でした。
それだけに、事件の真相が明らかになるにつれ、そうであってほしくない最悪の方向に話が進んでいくので、不快感がどんどん増していきました。
おいしいもので頭と心がいっぱいになっていたのが余計につらい。
なんだかいろいろもったいないです。

インパクトは確かにあったけど、その衝撃を与えることよりも、料理人(だった人?)としての節度を持って書いてほしいと思ってしまったのは、手前勝手でしょうか。
「おいしいミステリー」なんて銘打つのも、かわいらしい表紙も、私のようにのほほんと手にとる人が絶対いますから、読んでショックを受けないといいなと。

あと、パンダ好きとしては、パンダのエピソードの使われ方も釈然としませんでした。
この著者の書く、無理にミステリー色を出さない、普通のグルメ小説を読んでみたいです。
た行その他 | Comments(0) | Trackback(1)
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