--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2007/10/07

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」 島本理生

大きな熊が来る前に、おやすみ。大きな熊が来る前に、おやすみ。
(2007/03)
島本 理生

商品詳細を見る

★★☆☆☆

好き嫌いが分かれる作品だと思います。

傍からみれば何の問題もなさそうにみえるカップル、徹平と珠美。
でも、二人はそれぞれに心の闇を抱えていて、珠美は徹平のなかに冷徹な父の姿を重ね、徹平は珠美を見ているとふたをしていた過去を思い出してしまう。

「俺、二度と殴ったりしないから。本当に、もうしないから。約束する」
・・・共依存ですね。
残念ながら理解や共感はできませんでした。

表題作ほか、「クロコダイルの午睡」、「猫と君のとなり」の2編収録。

3つの話には、それぞれ形のちがう暴力が出てきます。
身体への直接的な暴力だったり、無神経な行動や言葉という暴力だったり、本人へ向けられないもっと弱いものへの暴力だったり。

大人しくて目立たない3人の主人公の女の子たちが、それぞれひたむきに恋や自分自身の傷に向き合う姿は、とても痛々しくて、苦い気持ちになります。
それだけ真剣で、それだけ一生懸命なんだなって。

「猫と君のとなり」は少しほっとできるラストだったので、救われました。
でも、「クロコダイルの午睡」が一番印象に残る話でした。
さ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。