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2007/10/07

「美晴さんランナウェイ」 山本幸久

美晴さんランナウェイ美晴さんランナウェイ
(2007/04)
山本 幸久

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★★☆☆☆

世宇子の叔母、美晴さんは27歳。いい加減で適当、いつもふらふらと奔放に生きている。
母親の葬儀をすっぽかしたり、お見合いを途中で抜け出したり。

そんな困った美晴さんを中心に、思春期の世宇子の視点から描いた家族の物語です。
逃げてばかりの美晴さんにまわりはいつも振り回され、でも帰ってくるとみんな呆れながらもほっとする。
美晴さんを取り囲む人たちが真面目で温かくて、彼女にちょっと甘いので、少し歯がゆくなります(笑)

美晴さんは実際に自分の親戚だったらいい迷惑ですが、どこか憎めないところもあって、不思議な人です。
誰でも悲しいことや嫌なことから逃げたいと思う気持ちは持っていて、それを正直に行動にあらわす真っ直ぐな美晴さんを、ほんの少しだけうらやましいと感じるからでしょうか。

次々と起こる家族の出来事や事件はけっこう深刻ですが、大人目線でなく世宇子の視点から描かれていることとで、一歩ひいて読めます。

逃げ続けていた美晴さんが、最後に追いかけてつかまえたもの。
なんだかとんとん拍子にうまく事が運んでしまった感じはしましたが、ああいうラストだからこそ、読後感が温かく感じられるのでよかったのかな?

山本さんのこれまで読んだ本がとても好きなので、少し評価をきびしめにしました。
や行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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