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2008/05/08

「リリイの籠」 豊島ミホ

リリイの籠リリイの籠
(2007/12/14)
豊島 ミホ

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★★★★☆

おもしろかったです。
今まで読んだ豊島さんの本の中でかなり好きです(四、五冊かしか読んでないけど)。
仙台の女子高を舞台にした連作短編。
在学中の高校生、卒業生、先生など、女子高生や成人した女性たちが登場します。
私は女子高出身なので、あの閉塞感や甘酸っぱい感情がふつふつと蘇るようで、圧倒されました。

この年代ならではっていう部分もあれば、女っていくつになってもこういうところは変わらないなぁという部分と両方あります。
もしかしたら、女子高時代真っ只中に読むと、棘が刺さって痛かった話もあるかも。
少し冷静な目線で読める年齢になっているからこそ、楽しんで読めるのかもしれません。

それぞれのお話の登場人物の女の子たちが、両極端な組み合わせ。
不完全なところが、魅力的だったり印象的だったりして、憎めなくてまぶしくて懐かしい。
集団の中に生まれる嫉妬や独占欲や優越感、そのなかで育まれたしたたかさや腹黒さ、処世術など、人と人との関わりが、ときに純粋で残酷に、ときに甘くて居心地よく、キラキラと輝くように書かれています。

本のタイトルは、短編の1つの題名というわけではありません。
リリイ、つまり百合の籠っていうのが、ある種の狭義的な意味よりももっと広い意図でタイトルになってるのだと思うのですが、女子高、女子同士ならではを表していてうまいなぁと思いました。
以下7編収録。
「銀杏泥棒は金色」
「ポニーテール・ドリーム」
「忘れないでね」
「ながれるひめ」
「いちごとくま」
「やさしい人」
「ゆうちゃんはレズ」


連作短編なので、登場人物がところどころリンクしてます。
どれも好きだけど「ポニーテール・ドリーム」と「ながれるひめ」が特によかったです。
豊島ミホ | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
これ面白そうですね。共学の高校に行っていたので、男子高校生のように女子高に幻想を抱いてるんです。女子高出身ってだけで、神秘的な魅力が…羨ましい!笑
女子高が舞台の本だと、三浦しをんさんの「秘密の花園」が今のところトップを独走中です。
豊島ミホさんはエッセイを読んで面白そうだとおもったんですが、まだ小説は読んだ事ないのでこれを機に読んでみたいです★
ともこさんへ
女子高、そんないいものではないですよ^^;
この本は深いところをさらりとついていておもしろかったです。

三浦しをんさん好きです♪
「秘密の花園」は読んだことがないのですが、女子高が舞台なんですね。
今度読むのが楽しみです!

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