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2007/12/04

「鴨川ホルモー」 万城目学

鴨川ホルモー鴨川ホルモー
(2006/04)
万城目 学

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★★★☆☆

面白かったです!
京都を舞台にした、大学生たちの異色青春小説という感じでした。
この異色というのは、題名にもある「ホルモー」が話の中心に据えられているゆえです。

主人公の京大生・安部は、葵祭のバイト帰りに、あるサークル勧誘のビラを渡されます。
京大青竜会というネーミングと、ぼかされた活動内容のビラを訝りながらも、新歓コンパで食費を浮かせていた安部は、迷わずその会場へ。
そこで出会った早良京子という女性の鼻に一目惚れし、サークルに足を踏み入れることになります。
そのサークルというのが、実は、京大を含め京都の大学4校で戦う「ホルモー」が目的の集まりだったのです。
ホルモーとは何ぞやというのは詳しくは書きませんが、古くからごく限られた人の間で行われた競技とされていて、奇想天外ながらも、古都・京都ならそんなこともあるかも、なんて思ってしまいました。
深く考えるといろいろ疑問が浮かんでくるので、あまり考えずに読んで笑ったもの勝ちのお話です(笑)
前半がやや冗長ぎみなのと、ホルモーの試合がもっとみたかったなぁという思いが強いですが、思わずぷっと噴き出してしまうような箇所が散りばめられていて楽しめました。
京都に縁のある方が読めば、知った場所での出来事を想像できて、もっとおもしろいんでしょうね。
安部以外の登場人物もアクが強く、帰国子女で「イカキョー」な服装の高村、無口で大木凡人のような髪型と眼鏡の楠木ふみ、自信のかたまりの芦屋、のらりくらりとした会長スガ氏など、多種多様です。

恋愛に関しては鈍すぎるだろうと思いましたが、そのベタさが爽やかでよかったです。
私は一目惚れってしたことがないので、けっこう不思議でしたが(笑)
高村は別として、仲間どうしの絆はほとんど描かれてなく、三好兄弟なんて本当に端役でしたね。
凡ちゃんは凡ちゃんのままでいて欲しいような気がしました。すがたも、性格も。

続編「ホルモー六景」が出ており、そちらは番外編の色が強いそうです。
今回、詰め込まれたきらいがあったので、続編でいろいろカバーされているといいなぁと期待しています。

あとがきもなんだかよかったです。
それにしてもあの連中、なぜ茶巾絞り?なぜレーズン?(笑)
ま行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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