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2007/11/23

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂尊

ジェネラル・ルージュの凱旋ジェネラル・ルージュの凱旋
(2007/04/07)
海堂 尊

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★★★★☆

桜宮市にある東城大学医学部付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会(エシックス・コミティ)委員長・沼田による嫌味な介入や、ドジな新人看護師・姫宮と厚生労働省の“火喰い鳥”白鳥の登場で、さらに複雑な事態に突入していく。将軍(ジェネラル・ルージュ)の異名をとる速水の悲願、桜宮市へのドクター・ヘリ導入を目前にして速水は病院を追われてしまうのか…。そして、さらなる大惨事が桜宮市と病院を直撃する。
「BOOK」データベースより


「チーム・バチスタの栄光」を超えるくらいおもしろかったです!
「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行で繰り広げられている話だったんですね。
前作を読んでいないと不明な部分が気になったと思うので、それだけでも、いまいちだった「ナイチンゲール」を読んでいてよかったです(笑)  

経営側からみた採算性と現場の実際との軋轢と破綻、革新と保守という倫理の懸案など、今回も医療が抱える重い問題を内包しつつ、テンポよく鮮やかに物語が進んでいくバランスと緩急が嬉しいです。
それぞれの思惑が交錯し、根回しや駆け引きが布石となっていて、終盤の勢いある展開とスピード感に一気に惹きこまれました。

会議室での舌戦の応酬が見ものです。
濃いキャラクターが生き生きと立ち回っています。
現場第一、的確かつ迅速に患者を救い、自分の信条を信じて突き進む、高潔で颯爽とした速水。
頑なに形式や規則にこだわり、安全な位置から机上の論理をふりかざして、持って回った嫌味やペラペラと小理屈をこねる、粘着質な沼田。
速水がヒーロー然としていて、憎まれ役沼田が相手だからこそ、勧善懲悪のような図式が成り立って、やりこめたときの爽快感がありますね。
この図式はエンターテイメントならではです。
振り回されつつも、おさめるところはおさめる田口先生の活躍も嬉しいところです。
やっぱりこうでなくっちゃ!と思いました(笑)

ただ、恋愛要素の結末に関して、納得がいかないんですけれども(笑)
あと、「ジェネラル・ルージュ」の由来ですが、想像すると怖いです。 
どうか実写化しないでください(笑)
か行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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