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2013/03/06

「その場小説」 いしいしんじ

その場小説その場小説
(2012/11/09)
いしい しんじ

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★★★☆

京都の書店では一冊の本が全裸の女に変わり男と交歓し、東京のお寺ではビルマのジャングルに飛んだ男がトラを見て小便を漏らす。香川の豊島ではじいさんが指でキスを釣り、大分のストリップ劇場では湯の中に男も女も生も死も溶けていく―。豊かで深い空間と時間が立ち上がり、胸の底で眠っていた魂が踊り出す。北海道、長野、茨城、東京、京都、熊本、福岡、大分、沖縄―。出会った人々、空気、時間に任せ、うねり弾む文体で紡がれた特別な小説。
「BOOK」データベースより



自作の小説の朗読を依頼され、既に書き終えた作品に興味を持てないいしいさんが、「その場」で書いたものを朗読する形式を始めたことをきっかけに、依頼があればその手法で即興の小説を書き連ねて読み、その出来上がった54の物語が1冊の本となったそうです。
現実と空想の世界が入り乱れた、突飛で不思議ないしいワールドが全開でした。
震災後に書かれた物語は、それに絡んだものが多かったように思います。
怒りだったり、悲しみだったり、そういう感情が直接的ではなく、にじみ出ていたように感じました。

とにかくすごい才能。
本として読んで面白かったけど、その場でしか味わえない空気や面白さ、臨場感があるんだろうな。
物語が生まれた瞬間に居合わせたお客さんがうらやましいです。
あ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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