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2007/10/25

「ししゃも」 仙川環

ししゃもししゃも
(2007/07)
仙川 環

商品詳細を見る

★★☆☆☆

一流商社をリストラされ北海道の故郷に帰ってきた川崎恭子。失意の彼女が目にしたのは、さびれた町の風景だった。若者は町を去り、シャッターを閉めた店ばかり。このままでは、町にも自分にも明るい未来はない。そんな恭子が地元の水産試験場で虹色に輝く不思議なししゃもと出会う。その味の素晴らしいこと。「虹色ししゃもで町おこしだ――!」恭子は売り込みに奮闘するが……。
祥伝社HPより


表紙の装丁のかわいさにほだされた感があります(笑)
最終章がなければ、★1つでした。

主人公恭子の無鉄砲な強引さと、私はみんなとはちがうという自負、町の人たちを下に見ているかのような傲慢さが鼻についてしょうがなかったです。
東京の一流商社で働いていたのだから、町の人と感覚が合わないのも当然なのに、かつての同級生に
「悪いけど、やっぱりこういうところにずっといると、世の中の動きがみえなくなってしまうのかしらね」
と平気で言ったり、心配する両親に
「黙って見ていてくれればいいのよ。この件について、できることなんか何もないでしょ?」
なんて言い放つのに、いちいち反感を覚えて、共感できませんでした。
悪戦苦闘しながらも、めげないバイタリティはすごいとは思いますけど。
こういうお話は、主人公を応援したい気持ちにならないと乗ってこないんです。(私の心が狭いのでしょうかね 笑)

町の人たちも、生活がかかっているとはいえ利己的で、どこか人任せ。
こんな調子で「ししゃもで町おこし」はどうなっていくんだろう、というところでこの事業のキーマンが失踪してしまうあたりから、少しミステリー要素が入ってきます。
キーマンは何故、どこへ消えてしまったのか、この計画は成功するのか?

以下ネタバレです。
一旦はみんなの気持ちがばらばらになり、計画も頓挫寸前までいくのですが、ぶつかりながらも話し合い、徐々に互いに協力するようになるところや、その後の最終章は、少し成長が見られてよかったです。
でも、キーマン池野の失踪の秘密や正体については拍子抜けしたし、他人の死体をそんなに簡単に間違えるものでしょうか。

それにしても、終盤近くまでの主人公に対するイライラは相当のものでした(笑)
からだを壊した父親が自転車屋を休業しようとしたのを、自分が手伝うから休むなと言っておきながら、ししゃものほうにのめり込んで、たいして手伝っていないところもひどいです。

以前読んだ「感染」も登場人物にまったく感情移入できなかったので、仙川さんとは相性が悪いのかもしれません。
さ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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