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2012/07/25

「猫を抱いて象と泳ぐ」 小川洋子

猫を抱いて象と泳ぐ猫を抱いて象と泳ぐ
(2009/01/09)
小川 洋子

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★★★☆

伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの密やかな奇跡。触れ合うことも、語り合うことさえできないのに…大切な人にそっと囁きかけたくなる物語です。
「BOOK」データベースより


チェスにすべてをささげた男の、静かな物語でした。
ルールさえ全く知らないので、ぴんとこない記述も多かったけれど、その優美で清廉な描写に惹きつけられました。

小川さんの作品の登場人物は、肉体的、精神的に独特の特徴を持った人物が多くて、この物語は特にそうだったような気がします。
誰より、主人公が特徴的です。
大きくなることを恐ろしいと感じてしまう強迫観念が痛々しく、そう思わざるを得ない理由も悲しかった。
けれど、控え目でおとなしい彼(が動かす人形)とチェスをした多くの対戦相手は、そのゲームを心に深く刻みこんでいました。
リトル・アリョーヒンは、チェスを通じて多くのものを残したんだと思います。

読み進めるうちに、物語のすべてを表していると分かるこのタイトルがまた素晴らしいです。
小川洋子 | Comments(0) | Trackback(0)
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