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2007/10/22

「株式会社ハピネス計画」 平山瑞穂

株式会社ハピネス計画株式会社ハピネス計画
(2007/07/31)
平山 瑞穂

商品詳細を見る

★★★☆☆

思い込みとは怖いもので、平山瑞穂さんを女性だとずっと勘違いしていました。
(瑞穂という名前の女性の知人がいるのです。)
でもそれにしては、男性的な文章を書く人だなと、今回強く思って調べてみたら、なんだ、男性じゃないですか(笑)
納得です。
あまり得意でない文体なのですが、話が進むにつれ面白く感じてきて一気に読みました。

平山さんの本は、以前に「忘れないと誓ったぼくがいた」を読んで以来です。
かなり趣きが違うので、同じ人が書いたのかと少し驚きました。
現実と回想・妄想が織り込んである書き方が、私には若干読みにくく感じましたが(でもそれがこの話のミソなんですが)、個性的なキャラが飽きさせないので、今作のほうが面白かったです。

婚約者に捨てられ、会社もクビになって、不幸のどん底に落ちた氏家譲(うじいえゆずる)。故郷に舞い戻った彼は、中学時代の同級生・阿久津武蔵(あくつむさし)に再会する。ロック・スターになったという武蔵から、強制的に彼の愛人・諸井優璃亜(もろいゆりあ)の相手をするよう命じられた譲は、優璃亜とその娘・樹雲(じゅうん)が住む家で家政夫のような仕事をするハメになる。さらに、武蔵が経営する怪しげな会社「株式会社ハピネス計画」で働くことになった譲は、ある日、中学時代の同級生だった謎めいた女性・藤原たまりとすれ違う。彼女と遭遇したことによって、譲の心の中に封じ込められていた色々な思いが蘇り始めて――。「本当の幸せ」って何? 今、最注目の作家が贈るノンストップ・エンタテインメント!
小学館HPより


なんだか不思議なお話でした。
題名となっている会社の話と、たまりって何者?という話とが交差しているので、どこに向かって進んでいくのか、途中で軽く混乱します。
表紙の女の子は、中学生時代のたまり、ということでいいんでしょうか?
もしそうなら、題名が社名、表紙がたまり、の2本柱ということで、個人的にすっきりします(笑)

この話を譲の成長譚としてみるなら、彼が後に働くことになる株式会社ハピネス計画箒木営業所長、倉田の存在は大きいです。
クレーム客に対する辛口な意見のくだりは、身につまされます。
ハウツー本を読んで何かが変わったような気になって満足し、それでいて特に実行動にあまり反映していない自分のことを言われているようで(笑)

ラストは前向きで、読後感も悪くありませんでした。
は行その他 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
現実と回想・妄想の人なのかも
作家の平山さんについて、ちょっとネットで
調べてみたら、おもしろい記事を見つけました。
http://www.birthday-energy.co.jp/

平山さんの性格上、闘争的なのに精神性を重視
したりとかいろいろ矛盾を抱えているとか。
しかも、大人になりきれないとかいわれて
しまってるし、イロイロと変わった人なのかも
知れません。

新作『大人になりきれない』も出たみたいですが、
こちらはどうなってるのか・・・。
読んでみたいと思います。
>印良さん
コメントありがとうございます。
最近平山さんの著作を読んでいなかったので、「大人になりきれない」もチェックしてみようと思います。

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