--/--/--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
2011/08/01

「紗央里ちゃんの家」 矢部嵩

紗央里ちゃんの家紗央里ちゃんの家
(2006/11)
矢部 嵩

商品詳細を見る

★★★☆

叔母からの突然の電話で、祖母が風邪をこじらせて死んだと知らされた。小学五年生の僕と父親を家に招き入れた叔母の腕もエプロンも真っ赤に染まり、変な臭いが充満していて、叔母夫婦に対する疑念は高まるけれど、急にいなくなったという従姉の紗央里ちゃんのことも、何を訊いてもはぐらかされるばかり。洗面所の床から、ひからびた指の欠片を見つけた僕は、こっそり捜索をはじめるが…。第13回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
「BOOK」データベースより



賛否両論あるみたいですが、私は面白かったです。
図書館から借りてきたとき、実はホラー小説と知らなくて、もちろん長編賞受賞作というのも知らなくて、先入観なしに読んだのがよかったのかも。
清々しさや救いはない物語なので、読む人によっては、嫌悪感を覚えるかもしれませんね。

装丁が、子供が書いたかのような絵で、手にとったときはまさかそんな話だとは思わなかったのだけど、読み終えて装丁を見直したときに、ちょっとぞくっときました。

怖さよりも、気味の悪さが際立った物語。
小学五年生の「僕」が語る、幼く子供らしい語り口と、登場人物の奇異な言動の落差が不気味で、物語のなかにぐいぐい引き込まれていきました。
言葉の繰り返しや会話の羅列など、ちょっと読みにくさもあるけれど、それもまた味というか。
みながみな異常で、ショッキングな事態にも次第に感覚が麻痺していきます。

ラスト、どのように話が落ち着くのかなと読んでいくと、なんだかよく分からない終わり方(笑)
謎は謎のまま残りつつ、とても不思議な感覚に包まれました。
や行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。