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2007/10/15

「Rのつく月には気をつけよう」 石持浅海

Rのつく月には気をつけようRのつく月には気をつけよう
(2007/09)
石持 浅海

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★★★☆☆

石持さんの本は初めて読みました。

大学時代からの飲み仲間である、夏美、長江、熊井の男女三人は、しょっちゅう飲み会を開催し、いつも三人だと芸がないので、誰かが一人ゲストを連れてくるのが習わしとなっている。
おいしいお酒と肴、それにゲストとの会話を交えて、楽しい時間を過ごそうというのです。
ゲストの話は、時に甘かったり、時にほろ苦かったりするスパイス、といったところでしょうか。

毎回、何気なく発せられたゲストの言葉に、頭脳明晰の長江が反応し、いつの間にか日常ミステリーの様相を帯びてきます。
ああでもないこうでもないと、夏美や熊井が推論や意見を出し合うなか、最後は長江が謎解きをして解決するという一連のパターンの連作短編集となっています。

つまり、謎解きはすべて、飲み会の席での四人の会話の中で完結するんです。
長江は『悪魔的な頭脳を持っ』ていて、一を聞いて十を知る、を地でいく人というのでしょうか。
私のような凡人には計り知れない推理を展開してくれるので、それって深読みや憶測じゃないのか、飛躍しすぎてないかと、狐につままれたような腑に落ちない面もありました。

でも、それを差し引いても、お酒や食べ物はとてもおいしそうだし、夏美と熊井のやりとりは笑えるところもあって面白かったです。
書き出しが一話ごとのラストにうまくつながっているし、まとまりもあってよかったです。

以下、微妙にネタバレあります。
最終話につながるミスリードは、最初からどっち?と思っていたので、あ~やっぱりという感じでした。
でもすべてが丸く収まった感じで、読後感もよかったです。
最後の一行は素敵です。

ちなみに私、興味本位でチキンラーメンをそのまま食べた経験があります(笑)

以下7編収録
「Rのつく月には気をつけよう」
「夢のかけら 麺のかけら」
「火傷をしないように」
「のんびりと時間をかけて」
「身体によくても、ほどほどに」
「悪魔のキス」
「煙は美人の方へ」
あ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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