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2011/06/16

「くまちゃん」 角田光代

くまちゃんくまちゃん
(2009/03)
角田 光代

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★★★☆

4回ふられても私はまた、恋をした。なんてことだろう。あんなにつらい思いをしたというのに。きっとここにあなたがいる、傑作恋愛小説。
「BOOK」データベースより



内容を知らないまま、かわいいタイトルと装丁だなぁと思って借りてみたら、ちょっと痛みのある短編集でした。

主人公は恋をし、失恋する。
次の物語ではその恋の相手が主人公となり、別の人に恋をし、失恋する。
それを繰り返していく、連作短編。

なんだか角田光代さんらしい1冊。
いろんな恋愛観が巧みに描かれていて、振られた側だけでなく振る側の気持ちも次の編で垣間見えて面白く、うまいなーと思いました。

ただ、登場人物に生活態度や将来設計があまりにもしっかりしてない人が多すぎて、ちょっと共感できない部分も多かったかな。
もちろん、そういう人物たちだからこそ、失恋の後に大きく成長を見せるわけで、おお、と嬉しくなるわけではありますが。


けれど槇仁は知っていた。希麻子のいう成功がどんなものかはよくわからないが、しかし、何かをやりたいと願い、それが実現するときというのは、不思議なくらい他人が気にならない。意識のなかから他人という概念がそっくりそのまま抜け落ちて、あとはもう、自分しかいない。自分が何をやりたいかしかない。

角田光代 | Comments(0) | Trackback(0)
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