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2010/12/28

「声出していこう」 朝倉かすみ

声出していこう声出していこう
(2010/08/19)
朝倉 かすみ

商品詳細を見る

★★★☆

 平凡な街の地下鉄駅構内で通り魔事件が発生。怪我人、十数名。犯人はそのまま逃走、まだ捕まっていない。
 その事件の余波で部活が休みになった男子中学生・マサノリは、母親に頼まれて大型スーパーに買い物に行き、小学校の同級生・西田とばったり会う。西田には「うざキャラ」のためかつて軽くいじめられた過去があった。
 
 その西田に「一緒に事件現場見に行かない?」とマサノリが誘われたことから、この物語は始まるのだが......。

 作家に恋する女子高生。自称「モテ男」の家業手伝い(ラーメン屋)兼自宅浪人生。4歳のとき世界の国旗と国名、首都が言えたことが唯一の心のよりどころの46歳独身男などなど、この街に住むうだつの上がらぬ6人の老若男女が、走って、恋して、自惚れて、戸惑って、言い訳して、嘆く。

 真犯人は、誰だ?  私は、何者だ?

 爆笑と感嘆の会心作。
出版社/著者からの内容紹介



読みやすいし、話の運び方やストーリーの構成が練られていて上手いなーと思いました。
面白かったことは面白かったのだけど、章ごとに主人公が移っていく連作短編のような形をとっているので、話の山場がはっきりあるわけではなく、なんとなく自分のなかで盛り上がりきれずに読み終わった印象です。
朝倉かすみさん、好きなんだけどな。

第一章 声出していこう
第二章 シクシク
第三章 みんな嘘なんじゃないのか
第四章 お先にどうぞ、アルフォンス
第五章 大きくなったら
第六章 就中 ―なかんずく―

一番印象に残ったのは、第四章。
けっして「なかった」ことにはならない、心にうっすらと澱のようなものがたまっている感覚。
主人公に親近感がわいたし、身につまされるようでした。

第二章のお話も微笑ましくて好きでした。
朝倉かすみ | Comments(0) | Trackback(0)
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