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2010/11/06

「怪訝山」 小池昌代

怪訝山怪訝山
(2010/04/27)
小池 昌代

商品詳細を見る

★★★☆

「遠慮はいらないよ。わけいって、わけいって、深く入っておいで」
土と草の匂い。横溢する生と性の渦。女という山へ、深く深く潜り込み、男は、安息の一瞬に沈み込む。
豊穣なる自然と性への回帰。都市生活者の再生を謳う物語。
出版社HPより



返却してしまったので、簡単に覚え書きを。

最近、とても気になっている作家さんのひとり、小池昌代さん。
詩人でもある小池さんの著作は、文章に力があるというか、言葉に心をつかまれる感じがするのです。
何気ない些末な物事さえ、彼女の手にかかれば素晴らしい詩になるんじゃないかなと思わされます。

表題作「怪訝山」は、とても不思議な話でした。
直前に小川洋子さんの「夜明けの淵をさ迷う人々」を読んでいたこともあり、その世界観と少し重なる部分もあって、続けて読んでしまったのはちょっと勿体なかったかな。
(続編以外は、傾向の近い本をなるべく続けて読まないようにしてるので。)
なまめかしくグロテスクで、不可解さに飲み込まれていくような感覚を、もっともっと新鮮に味わいたかった。

インパクトでは圧倒的に「怪訝山」が勝つのだけど、3つの収録作品のなかでは私は「木を取る人」が一番好きです。
なんとデビュー作らしい。
脱帽です。
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