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2010/10/20

「トリツカレ男」 いしいしんじ


トリツカレ男 (新潮文庫)トリツカレ男 (新潮文庫)
(2006/03)
いしい しんじ

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★★★★★

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc.そんな彼が、寒い国からやってきた風船売りに恋をした。無口な少女の名は「ペチカ」。悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとするのだが…。まぶしくピュアなラブストーリー。
「BOOK」データベースより



新幹線の移動中に読むために、とにかく薄くて軽い本という基準だけで図書館で借りてきました。
まさか、こんなに素敵なお話だとは想像していなくて、この本との出会いに感謝です。

第1章では、ジュゼッペがトリツカレ男と呼ばれる所以がユーモアたっぷりに描かれていて、惹きこまれ。
第2章では、そのジュゼッペが、ペチカという女の子に恋をして、ジュゼッペと一緒にドキドキし。
第3章、第4章では、ペチカの笑顔のために最大限の力をふりしぼるジュゼッペの姿と、その真っ直ぐでひたむきな思いに心を打たれ。
第5章、最終章では、その結末に心が温かくなり、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

せつなくて、温かくて、とにかく素敵な物語です。
恋愛小説では、川上弘美さんの「センセイの鞄」が一番好きなお話でしたが、このお話はまた違った恋の物語として、ずっと私の心に残るお話だと思います。

「そりゃもちろん、だいたいが時間のむだ、物笑いのたね、役立たずのごみでおわっちまうだろうけれど、でも、きみが本気をつづけるなら、いずれなにかちょっとしたことで、むくわれることはあるんだと思う」

あ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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