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2007/10/07

「図書準備室」 田中慎弥

図書準備室図書準備室
(2007/01/30)
田中 慎弥

商品詳細を見る

★☆☆☆☆

「図書準備室」「冷たい水の羊」の2編収録。

この本を好きな方は不快に思われるかもしれないので、スルーしてください。
「図書準備室」
芥川賞候補となった作品です。
30を過ぎていまだ働かず母親のすねをかじっている主人公の男が、法事の席で叔母からどうして働かないのか聞かれ、それに対して言い訳と称して延々と語る話です。

ほとんどが彼の独白めいた言葉に終始し、特徴的な会話口調の文章で、しかも感情移入がまったくできず(むしろ反感さえ覚え)、なかなか読み進みませんでした。
さらに、後半部分ででてくる吉岡という中学校教師の話のあたりは読んでいて気分が悪くなるよう。
とにかく読んで疲れる本でした。

最初の場面で法事の僧侶の落語家のように絶妙な話や所作に感心していたので、自分も話で人をひきつけたかったのでしょうか。
罪悪感や悔恨が話の根にあるんでしょうか。
でもこの彼は何も考えていないような気もする・・・。
なんなんだこの話は、と頭がずっと混乱していたので、深く読めていないと思います。

最近、これほど相性の悪い本に出会わなかったので油断していましたが、やっぱり合わないものは合わないですね。
でもここまで消耗させる作品を書ける田中さんは、ある意味すごい力を持っているのかもしれません。

なお「冷たい水の羊」については、続けて読むかどうか決めるためネットでレビューを検索したところ、やはり今の私には不快になりそうな内容と分かったので、読みませんでした。
いつか読む日が来るのかなぁ・・・
た行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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