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2009/02/27

「ギフト」 日明 恩

ギフトギフト
(2008/06/17)
日明 恩

商品詳細を見る

★★★☆

作者の日明恩さん、たちもりめぐみさんと読むそうで、すぐに読み方を忘れそうだ(笑)
感想を書く前に図書館へ返したので、簡単にメモ。

※以下、ネタバレ箇所あり、です。
レンタルビデオ店の店員として働く元刑事の須賀原は、刑事時代のある出来事から自分を悔い、「あの子がいたということを、一生、忘れないでくれ」と言われた言葉に縛られ、償いのためだけに生きていた。
ある日須賀原は、死してなお現世に留まる死者が見えてしまう、中学生の明生と出会い、死者たちが現世に残した憂いや問題を二人で解決していく、というお話。
須賀原が抱える問題と、特殊な能力を持つゆえの明生の苦悩が、そこに織り交ぜられています。

警察仕込みの須賀原の調査の方法や、話の聞き方など、なるほど!と面白く読めました。
取り扱っている話は重いものばかりで、解決するごとに少し肩が軽くなります。
でも、最終話まではそれほど心に残りそうな気がしませんでした。
死者は、老女、犬、少女、女性、ときて、その事情や解決の仕方など、偏りなく取り扱ってるな、くらいの印象でした(すみません)。

ところが、最終話がとてもよくて。
須賀原と明生それぞれに直接関わる話だった、というのもあるし、それまでの死者との関わりの中で感じたことや得たことが、まるで伏線だったかのように最終話に集約されていて、深く感動しました。
きっと、最終話だけの話だったら、ここまで号泣しなかったと思います。
結末自体は、驚く展開ではなかったけど、希望の持てる終わり方でほっとしました。
最後まで読んで、この題名が「ギフト」と付けられた意味に、じんわりとひたりました。

収録内容
「とおりゃんせ」
「秋の桜」
「氷室の館」
「自惚れ鏡」
「サッド・バケイションズ・エンド」
た行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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