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2009/02/20

「ロードムービー」 辻村深月

ロードムービーロードムービー
(2008/10/24)
辻村 深月

商品詳細を見る

★★★☆

一緒に迷って、一緒に泣いて――早く大人になりたい、と思った。
『冷たい校舎の時は止まる』から生まれた珠玉の短編集 ほろ苦くも優しい辻村ワールドへようこそ。

誰もが不安を抱えて歩き続ける、未来への“道”。子どもが感じる無力感、青春の生きにくさ、幼さゆえの不器用……。それぞれの物語を、優しく包み込んで真正面から描いた珠玉の3編を収録。涙がこぼれ落ちる感動の欠片が、私たちの背中をそっと押してくれます。はじめましての方にも、ずっと応援してくれた方にも。
大好きな“彼ら”にも、きっとまた会えるはず。
講談社HPより


昨年読んだ「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフということで、本編の記憶がまだあるうちに読んでみました。
辻村深月さんの話は、登場人物がよく他の話とリンクしていて、その人物説明がほとんどないので、読む間隔が空いたり、読む順番を間違えると、ちょっと面白さが半減してしまうところがあります。
少し不親切で排他的なところも、魅力の一つなのかもしれないけど。

今作はめずらしく短編集で、話題自体はありがちながらも、辻村さんらしい心の痛みとやわらかな優しさを感じる話でした。

以下、タイトルに「道」という言葉が入った3編収録。
「ロードムービー」
いいお話でした。
この話は「冷たい校舎~」を読んでいなくても気にならないかな。
ワタルの応援演説の場面がとても好きです。
陰惨なものがあるからこそ、光が余計に輝いて見える。
そんなふうに感じます。
現在と、トシとワタルが仲良くなる頃からの出来事とが並行して書かれていて、その構成が最後に生きてきます。
でも、あの仕掛けに、辻村さんってそういうの好きだよね(苦笑)と思うのは、もう私に免疫ができてしまったのかも。

「道の先」
「冷たい校舎~」を読んでも思いましたが、主人公の「彼」は、やっぱりどこか心のSOSを発している人を引き付けるところがあるのでしょうか。
私にも「大丈夫」と言ってほしい時期が、かつてあったなと思いながら読みました。

「雪の降る道」
「冷たい校舎~」の登場人物二人の、幼い頃の話なので、背景やその後の彼らを知っていて、読んだ形です。
健気さに涙を流しながら読んでましたが、冷静になってみると、いろいろ腑に落ちないような気もします(笑)
みーちゃんは、随分芯のある強い女の子だったんだなぁと…。
ちょっといい子過ぎはしませんかね(笑)
ヒロの苦悩も分かるんだけど、大人気なさ過ぎて、それが高校生のときの彼とどうしても結びつきませんでした。
スガ兄はスガ兄のままでしたけど。
この話の最後が、「冷たい校舎~」の冒頭につながっていて、また読み返したくなるのが、心にくいです。
辻村深月 | Comments(2) | Trackback(1)
Comment
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
>藍色さん
はじめまして。
コメント&トラックバックありがとうございます。
私も伺わせていただきます。

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誰もが不安を抱えて歩き続ける、未来への道。 それぞれの物語を、優しく包み込んで真正面から描いた珠玉の三編を収録。 既読デビュー作の...

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