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2013/05/19

「我が家の問題」 奥田英朗

我が家の問題我が家の問題
(2011/07/05)
奥田 英朗

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★★★☆

平成の家族小説シリーズ第2弾!
完璧すぎる妻のおかげで帰宅拒否症になった夫。両親が離婚するらしいと気づいてしまった娘。里帰りのしきたりに戸惑う新婚夫婦。誰の家にもきっとある、ささやかだけれど悩ましい6つのドラマ。
集英社HP



家族をテーマにした、6つの短編。
数年前に「家日和」を読みましたが、その第2弾。

甘い生活?
ハズバンド
絵里のエイプリル
夫とUFO
里帰り
妻とマラソン


奥田秀朗さんの文章は、本当にするすると読みやすいです。
第1弾はかなりユーモアにデフォルメされていたように記憶していますが、今回は少し抑えめで、そのぶんリアリティが強いように思いました。
なかでも「里帰り」が比較的自分の状況に近くて、身につまされるというか、耳が痛いというか。
「夫とUFO」「妻とマラソン」の2作が、読後感もよくて好きでした。
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あ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
2013/05/15

「ふくわらい」 西加奈子

ふくわらいふくわらい
(2012/08/07)
西 加奈子

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★★★★

マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。25歳。唯一の趣味は、暗闇でのひとり遊び―。
「BOOK」データベースより



この本で、ゲシュタルト崩壊という言葉を覚えました。

強烈な生々しさと、力強さにぐいぐい飲みこまれ、熱に浮かされるように読み終わりました。
身体、顔、言葉。
自分を形成するもの。
定の変化していく様に、熱く静かに感動しました。

ただ、西さんの作品にしては好きだと公言しづらいというか、人に勧めるには少しハードな内容なので、本屋大賞5位になってるのが少し驚き。


西加奈子 | Comments(2) | Trackback(1)
2013/05/02

「人質の朗読会」 小川洋子

人質の朗読会人質の朗読会
(2011/02)
小川 洋子

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★★★☆

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
「BOOK」データベースより


読み終えてからひと月過ぎていたので、覚え書きのみ。

今まで読んできた小川洋子さんの作品は、固有名詞が少ないからかどこの国のどんな時代が舞台なのかがあいまいなお話が多かったのですが、この作品ははっきりと輪郭を持っていました。

一つ一つの物語は人質となった人達が書いた形なので、年齢や性別、文章の得手不得手など、書き手によって文章の雰囲気が変わります。
それでも小川さんらしい作風と、許容できる文章のラインを絶妙に保ちつつ、とても静かに語られていきました。
結末を既に知っているからこその、不思議な余韻の残る物語でした。
小川洋子 | Comments(0) | Trackback(0)
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