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2012/07/25

「猫を抱いて象と泳ぐ」 小川洋子

猫を抱いて象と泳ぐ猫を抱いて象と泳ぐ
(2009/01/09)
小川 洋子

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★★★☆

伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの密やかな奇跡。触れ合うことも、語り合うことさえできないのに…大切な人にそっと囁きかけたくなる物語です。
「BOOK」データベースより


チェスにすべてをささげた男の、静かな物語でした。
ルールさえ全く知らないので、ぴんとこない記述も多かったけれど、その優美で清廉な描写に惹きつけられました。

小川さんの作品の登場人物は、肉体的、精神的に独特の特徴を持った人物が多くて、この物語は特にそうだったような気がします。
誰より、主人公が特徴的です。
大きくなることを恐ろしいと感じてしまう強迫観念が痛々しく、そう思わざるを得ない理由も悲しかった。
けれど、控え目でおとなしい彼(が動かす人形)とチェスをした多くの対戦相手は、そのゲームを心に深く刻みこんでいました。
リトル・アリョーヒンは、チェスを通じて多くのものを残したんだと思います。

読み進めるうちに、物語のすべてを表していると分かるこのタイトルがまた素晴らしいです。
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小川洋子 | Comments(0) | Trackback(0)
2012/07/24

「ペンギン・ハイウェイ」 森見登美彦

ペンギン・ハイウェイペンギン・ハイウェイ
(2010/05/29)
森見 登美彦

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★★★☆

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
角川グループHPより



かなり前に読んで返却してしまったので、うろ覚えで覚え書き。

今まで読んできた森見さんの作風とは、まったく違う雰囲気の物語でした。
ジャンルとしては、ファンタジーになるのかな。
主人公の少年が書いたノートを読む形で進んでいきます。
子どもを主人公にした作品らしく、仲間との友情や繊細な心の機微、成長の様が丁寧に描かれていました。
主人公がかなり頭がよくてちょっと小生意気だったり、気は弱いけど心やさしい友達や、憎めないいじめっこや、ちょっと変わったお姉さん等が一味効いていて、登場人物のキャラクターも面白かったです。

これはこれで楽しめたけれど、いつもの森見さんの感じを期待していたので、当てが外れたかな。
ラストが切なかったです。
森見登美彦 | Comments(0) | Trackback(0)
2012/07/03

「鋼の魂」 仁木英之

鋼の魂 僕僕先生鋼の魂 僕僕先生
(2012/04/20)
仁木 英之

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★★★☆
過去を隠して孤児を育てる元「捜宝人」の宋格之。父の命を奪った彼と生きる美しい紫蘭。ささやかな希望が芽生えた町を、ある日、皇帝の陰謀が襲った。美少女仙人・僕僕先生と王弁は、鋼の手で敵を滅ぼす伝説の神を求めて湖の底へ―。シリーズ第6弾。
「BOOK」データベースより


僕僕先生第6弾。
安定の面白さです。
僕僕先生と王弁の活躍が少なく(王弁に至っては皆無と言ってもよいかも 笑)、そのぶん劉欣にスポットが当たった回でした。
もともと僕僕先生は積極的に事態を解決するのではなくて状況を楽しむタイプだし、王弁はこれが通常仕様なんだと思います、若干物足りないけど。
登場人物がどんどん増えてきているので、みんながみんな活躍する話というのも難しいし、順番にスポットが当たっていくのでしょうかね。

今回は、地理的なことを頭のなかで整理するのに時間がかかりました。
巻頭に地図をつけてもらえると助かるんだけどな。

次はドルマがメインのお話になるのかな。
これからの展開が楽しみなシリーズ。
仁木英之 | Comments(0) | Trackback(0)
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