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2010/11/20

「別冊 図書館戦争Ⅰ」 有川浩

別冊 図書館戦争〈1〉別冊 図書館戦争〈1〉
(2008/04)
有川 浩

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★★★★

『図書館戦争』スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート!
「BOOK」データベースより


別冊は、郁と堂上の恋愛路線が主軸の超甘甘なお話でした。
柴崎の言葉を借りれば。
「だーっ、もうやってられん!」
です(笑)

私は、「図書館革命」のエピローグを読んで、えー!それまでの経緯をはしょんないでよと思いながら、直後にこちらを読んだので、満足度はとても高かったですけども。

こっ恥ずかしくってあれこれ書けません。
ラブでお腹いっぱい。
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有川浩 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/20

「図書館革命」 有川浩

図書館革命図書館革命
(2007/11)
有川 浩

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★★★★

正化三十三年十二月十四日、図書隊を創設した稲嶺が勇退。図書隊は新しい時代に突入、そして…。極上のエンターテインメント『図書館戦争』シリーズ、堂々の完結編。
「BOOK」データベースより



面白かった!
完結編ということもあって、大きな事件をまるまる1冊で取り扱っていて読み応えがありました。

政治的な説明などさらっと読めない部分もあるけど、展開がスピーディーだし、飽きさせない緩急のつけ方がとてもうまい(緩はもちろんラブコメ部分 笑)。
途中で読むのがやめられなくて、大変でした。

もちろん一番の名場面は235ページでしょう!
声にならない絶叫をあげてしまいました(笑)
にまにまと変顔してたので、読んでいたのが一人のときでよかったです。

エピローグで書かれてあった内容の飛躍にまた驚き。
それぞれの関係がどうなっていくのかもとても気になっていたので、休む間もなく「別冊図書館戦争Ⅰ」を続け様に読む羽目におちいってしまいました。
有川浩 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/18

「原稿零枚日記」 小川洋子

原稿零枚日記原稿零枚日記
(2010/08/05)
小川 洋子

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★★★☆

「あらすじ」の名人にして、自分の原稿は遅々としてすすまない作家の私。苔むす宿での奇妙な体験、盗作のニュースにこころ騒ぎ、子泣き相撲や小学校の運動会に出かけていって幼子たちの肢体に見入る…。とある女性作家の日記からこぼれ落ちる人間の営みの美しさと哀しさ。平凡な日常の記録だったはずなのに、途中から異世界の扉が開いて…。お待ちかね小川洋子ワールド。
「BOOK」データベースより




小川さんの本は、最近読んだばかりな気がしますが、予約が回ってきました。

女流作家が書いた日記という形式でつむがれる、不思議な物語。
その作家とは小川さんご本人の投影なのかなと読み進めましたが、ご本人のことをよく知らないので、分かりませんでした。
夢か現か、そんな世界を行ったり来たりしながら、日記は進んでいきます。

たとえ行き当たりばったりに書かれた小説であっても、そこには必ず作者の無意識の計画が張り巡らされており、またTで起こった出来事はほとんどすべてが偶然でありながら、同時に、何ものかの確かな意図によって導かれた結果であった。



私はよく読み取れなかったけれど、この日記物語自体がそうなのでしょう。
着地点の見えなさ、捉えどころのなさに翻弄されながらも、日記を俯瞰してみたとき、作家が抱えている現実と、日記に書かれた文の、二重構造があるような気がしました。

どうやら独り身らしい作家には、とりわけ幼子への執着があるように感じました。
ニュースの最後に赤ん坊を紹介するコーナーを泣きながら見たり、こっそりと運動会や子泣き相撲を見に行ったり、新生児室に立ち寄ったり。
きっと現実には「何か」があったに違いないと思うのだけど、そこは明かされません。

そしてこの物語の中には、「人を失う」場面が多く登場します。

落ち着いて振り返ってみれば、私の人生はすぐそばにいる人を失うことの連続ではなかったか。わこさんとネネさんもZ先生も譜めくりのJ子さんもパーティー荒らしも子泣き相撲の赤ん坊も暗唱クラブの先生もRさんもWさんも肥満児大学生も猫っ毛サラリーマンも皆、私を置き去りにしてどこかに姿を消してしまった。どんなに瞬きをしても、私の網膜にはもはや彼らの姿は映らない。
 ”何の役にも立たなかった”
 この一行を私は日記の中で何度繰り返しただろう。とても数え切れるものではない。



様々な喪失に遭遇するなかで、作家が一番恐れているのは、母を失うことではないか、と感じました。
この日記には、日記でありながら感情の独白や吐露といったものが少なく、ずいぶん抑制されて書かれているように思います。
淡々とした語りの中に、自分では何もできない虚しさや喪失感があふれているような気がしました。
小川洋子 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/18

「お縫い子テルミー」 栗田有起

お縫い子テルミーお縫い子テルミー
(2004/02/26)
栗田 有起

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★★★☆

彼がいなければ世界はないのに、どうして彼のいない現実を生きなければいけないのだろう(『お縫い子テルミー』)。アルバイトをして、ひと夏の経験を買った。ぼくは来週の木曜日、十一歳になる(『ABARE・DAICO』)。誰かに明日を翻弄されても、自分らしく強く生きてゆく。心優しき人々に出逢える、二つの物語。
「BOOK」データベースより



栗田由起さんの著作を読むのは、たしかこれで3冊目。
文章の空気感が好きな作家さんです。

表題作の「お縫い子テルミー」は、流しの仕立て屋で生計を立てる鈴木照美が、歌舞伎町の店で出会ったシナイちゃんに恋をして…という物語。
テルミーと呼ばれる彼女、読み進めればなんと16歳という。
あっけらかんと書かれているけれど、実は特異な人生を歩んできています。

毎日枕が替わっても気にならないし、どんな枕をあてがわれても平気だ。こんな枕で眠りたいと、理想の枕を想像したためしもない。それは自分の枕でないと寝られないことにくらべれば、自由であるような気もする。でも自由とは、自分を縛る鎖を選ぶことだと、聞いたこともある。


根無し草のテルミーが、ファミレスで自分のために布を裁ち、力強く前へ進んでいくラストに、少しほっとしました。


もう1編の「ABARE・DAICO」は、表題作よりも好みの話で、★4つ。
小学校五年生、小松誠二の夏休み中の出来事を描いています。
年相応の純真さと、年齢以上にしっかりした健気さが同居した少年の、微笑ましくいじらしい物語。
ラストのほうの展開には思わず笑ってしまったけど、肩の力がすとんと抜けた。
読後感のよいお話でした。
か行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/07

「図書館危機」 有川浩

図書館危機図書館危機
(2007/02)
有川 浩

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★★★☆

有川浩『図書館戦争』シリーズ最新刊!!図書館は誰がために―王子様、ついに発覚!山猿ヒロイン大混乱!玄田のもとには揉め事相談、出るか伝家の宝刀・反則殺法!―そしてそして、山猿ヒロイン故郷へ帰る!?そこで郁を待ち受けていたものは!?終始喧嘩腰でシリーズ第3弾、またまた推参。
「BOOK」データベースより



図書館シリーズ3作目。
2作目を読んだのが、なんと昨年の5月。
ずいぶん間が空いてしまいました。

突然続きを読んでも話に乗れるかなと少し心配しましたが、巻頭に簡単なあらすじと人物紹介があり、思い出し思い出し読み進めたら、もう有川さんの術中にはまってしまっていました(笑)
けっこう分厚い本ですが、ページを繰る手がとまらなくて1日読み切りコースです。

うーん、やっぱり面白いですね。
小説なんだけど、漫画(それも少女漫画!)を読んでいるかのような感覚に陥ります。
テンポもいいし、会話がとてもコミカル。
そして超ベタ甘(笑)

しばらく読んでなくて免疫ができてなかったんで、ニヤニヤがとまりませんでした。
この勢いで、続く「図書館革命」も予約しました。
早く続きが読みたいです。
有川浩 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/11/06

「怪訝山」 小池昌代

怪訝山怪訝山
(2010/04/27)
小池 昌代

商品詳細を見る

★★★☆

「遠慮はいらないよ。わけいって、わけいって、深く入っておいで」
土と草の匂い。横溢する生と性の渦。女という山へ、深く深く潜り込み、男は、安息の一瞬に沈み込む。
豊穣なる自然と性への回帰。都市生活者の再生を謳う物語。
出版社HPより



返却してしまったので、簡単に覚え書きを。

最近、とても気になっている作家さんのひとり、小池昌代さん。
詩人でもある小池さんの著作は、文章に力があるというか、言葉に心をつかまれる感じがするのです。
何気ない些末な物事さえ、彼女の手にかかれば素晴らしい詩になるんじゃないかなと思わされます。

表題作「怪訝山」は、とても不思議な話でした。
直前に小川洋子さんの「夜明けの淵をさ迷う人々」を読んでいたこともあり、その世界観と少し重なる部分もあって、続けて読んでしまったのはちょっと勿体なかったかな。
(続編以外は、傾向の近い本をなるべく続けて読まないようにしてるので。)
なまめかしくグロテスクで、不可解さに飲み込まれていくような感覚を、もっともっと新鮮に味わいたかった。

インパクトでは圧倒的に「怪訝山」が勝つのだけど、3つの収録作品のなかでは私は「木を取る人」が一番好きです。
なんとデビュー作らしい。
脱帽です。
か行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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