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2009/12/22

「逃げの一手」 まど・みちお

100歳詩集 逃げの一手100歳詩集 逃げの一手
(2009/11/11)
まど みちお

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★★★☆

童謡「ぞうさん」の詩人100歳の記念詩集。

童謡「ぞうさん」「一年生になったら」などで知られる、まど・みちおさんは、日本で唯一「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞した詩人。1992年に、美智子皇后が選・訳をされた詩集絵本「THE ANIMALS」が日米同時刊行されて、一躍「国民的詩人」としての名を高めました。
その、まどさんが2009年11月16日に100歳を迎えます。ながく童謡・詩を発表してきた詩人が、時にはユーモアを交え、時には世界を鋭く斬りながら、老境の感慨をうたいあげました。絵も得意とするまどさんの、最新の素描も収録。カバー装画も著者の手によるものです。
小学館HPより



時間ができたら感想書きます。
特にお気に入りは、「天のほうそく」「くもりびだった」「休みずき」。
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詩歌 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/12/22

「モサ」 山崎ナオコーラ/荒井良二

モサ (ダ・ヴィンチブックス)モサ (ダ・ヴィンチブックス)
(2009/06/17)
山崎ナオコーラ/荒井良二

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★★★☆

東京近郊・ニカイの町に住むカルガリ家の長男モサは人間じゃない。人間たちや不思議な生きものと暮らしていて、親友はハリネズミのハリだ。ニートになっちゃったモサは、優等生の妹ミサも友だちも大きらいで…この世界は住みづらいと感じているすべての人に贈るファンタジー。
「BOOK」データベースより



時間ができたら感想書きます。
や行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/12/16

「三面記事小説」 角田光代

三面記事小説三面記事小説
(2007/09)
角田 光代

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★★☆☆

私は殺人を依頼しました。恋人の妻を殺してほしいと頼みました。誰もが滑り落ちるかもしれない記事の向こうの世界。現実がうみおとした六つの日常のまぼろし。
「BOOK」データベースより



角田光代さんの本は、以前から好んで読んでいました。
「Presents」「この本が、世界に存在することに」「彼女のこんだて帖」など、優しくてとても好きな本があります。
でも反面、うわ、苦手だなって思う本もわりとあります。

本作品は、実際に起きたいくつかの事件の記事を元に、その顛末までを作者の想像でフィクション化した短編集です。
新聞沙汰の事件を取り扱っているので、当然最後には犯罪が起こります。
そんな話を読める気分の時もあれば、受け付けない気分の時もあって、今はどうやら後者だった模様。
評価は気分に左右されますのであしからず。

こういう言い方は不謹慎かもしれないけれど、三面記事で扱われる事件というのは、読む側には記憶に残りにくい些細な事件も多い。
それだけに、身近で簡単に起こりうることとも言えます。
読み始めれば、新聞の片隅に載った小さな記事も、当事者たちからすればとてつもなく大きなドラマであることを認識させられます。
でもこの物語、残念ながら好みではないのです。
日常にひそんだ心の闇と狂気に、薄ら寒くなり、後味の悪さがずっと尾をひいていました。
リアリティを出すためか、あからさまな性描写がいつもより多く感じられ、それも角田さんの好きなタイプの作品とは違います。
また、フィクションとしては展開の意外性も少ないように感じました。
それでも読むのをやめられないのは、角田さんのうまさなのかもしれません。
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角田光代 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/12/10

「きりこについて」 西加奈子

きりこについてきりこについて
(2009/04/29)
西 加奈子

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きりこは両親の愛情を浴びて育ったため、自分がぶすだなどと思ってもみなかった。小学校の体育館の裏できりこがみつけた小さな黒猫「ラムセス2世」はたいへん賢くて、しだいに人の言葉を覚えていった。ある事件がきっかけで引きこもるようになったきりこは、ラムセス2世に励まされ、外に出る決心をする。夢の中で泣き叫んでいた女の子を助けるために…。猫を愛するすべての人に最新書き下ろし長編小説。
「BOOK」データベースより


★★★☆

今まで数冊読んできた西さんの本の中で、一番コミカルでユーモラスな文体でした。
なにせ、あの方が書かれた文章なので(笑)

美男美女のパァパとマァマの間に生まれたぶすな女の子、きりこ。
家系の難点をそれぞれもらい受けた奇跡のような顔、体躯なのです。
それでもきりこはパァパとマァマに存分に愛され、「可愛い可愛い」と言われ続けたので、自分を可愛いと信じて疑わない。

そんな容姿であれば、さぞかし幼い頃からいじめられっ子だったのだろうと思っていたら、この物語は一味違います。
というのも、人間は、十一歳くらいまで「きょとん」とし「うっとり」と酔った状態だという。
きりこの「うちは可愛いねん」という思い込みと自信たっぷりの様子に、半ば洗脳されたクラスメイトたちは、きりこに心酔し、そのお姫様的振る舞いを自然に受け入れていたのです。
現実には、そんなことがあり得るのかなぁと訝る気持ちも湧くのですが、これは極端な状態にしても、確かに自信に満ち溢れリーダー然としている人を周囲は取り巻くものなのかもしれません。
そんな中心的存在であったきりこが、あるきっかけで自分の容姿を気にし始めます。
そして気付くのです。
世の中には「可愛い」の基準があり、自分の顔はその基準の間逆、すなわち「ぶす」であるということに。
ちょうどみんなが「酔い」の冷める、十一歳のことでした。
それからしばらくして、きりこは学校に通わなくなり、閉じこもり、摂食障害になり、過剰な睡眠をとるようになってしまいます。

続きはネタバレしてます。
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西加奈子 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/12/02

「白の鳥と黒の鳥」 いしいしんじ

白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)白の鳥と黒の鳥 (角川文庫)
(2008/11/22)
いしい しんじ

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★★★★

たとえば某日。ねじまわしに導かれ、太ったひとばかりが住む村に行く。某夜、上野の立ち飲み屋台で国民的作曲家のよた話をきく。またある日、謎の珍味“こぎゅんぱ”に随喜し、獰猛な巨大モミジをみんなで狩りに行く―いしいしんじが聴き取った、ちょっと奇妙な世界の消息をお届けします。生きていることの不思議さと不気味さ、そして愛しさがくるくるときらめく、万華鏡のようなショート・ストーリー集。
「BOOK」データベースより


いしいしんじさんの本は何年か前に「雪屋のロッスさん」を読んで以来です。
正直あまり興味を持たない作家さんだったのだけど、今回この本を読んで印象が変わりました。
とても面白かった。
昔読んでいたらきっと苦手だったはずのとりとめない話が、最近は好物なのです。

このお話にはじんわり心にしみたり愉快になったりする白いイメージの話と、少しぞっとし口の中が苦くなるような黒いイメージの話が、半々くらいに収まっています。
「白の鳥と黒の鳥」という表題は、そんな白黒のコントラストを象徴しているかのようでした。
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あ行その他 | Comments(0) | Trackback(0)
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