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2012/05/01

「バスジャック」 三崎亜紀

バスジャック (集英社文庫)バスジャック (集英社文庫)
(2008/11/20)
三崎 亜記

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★★★★

今、「バスジャック」がブームである―。バスジャックが娯楽として認知されて、様式美を備えるようになった不条理な社会を描く表題作。回覧板で知らされた謎の設備「二階扉」を設置しようと奮闘する男を描く「二階扉をつけてください」、大切な存在との別れを抒情豊かに描く「送りの夏」など、著者の才能を証明する七つの物語。
「BOOK」データベースより


「送りの夏」で号泣、「動物園」もよかったです。

二階扉をつけてください
しあわせな光
二人の記憶
バスジャック
雨降る夜に
動物園
送りの夏
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三崎亜紀 | Comments(0) | Trackback(0)
2011/04/13

「刻まれない明日」 三崎亜記

刻まれない明日刻まれない明日
(2009/07/10)
三崎 亜記

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★★★☆

「開発保留地区」―それは十年前、3095人の人間が消え去った場所。街は今でも彼らがいるかのように日々を営んでいる。あの感動から3年―“失われた時”が息づく街を舞台に描く待望の長編。
「BOOK」データベースより



2月後半に読んでいましたが、感想を書いていなかったので記録だけ。

「失われた町」のその後のお話。
前作は非常に読みにくかった印象が今でも残っているのだけど、今回はつっかかることなく読めました。
三崎さんの文章にも慣れてきたのかも(笑)

「思念」は目に見えないものだからこそ、恐ろしい。
今は、ことさらそんなことを思います。

それでも、残された人たちは、傷を負いながらも前へ進んでいく。
そんな姿に勇気付けられる思いでした。
三崎亜紀 | Comments(0) | Trackback(0)
2010/04/19

「鼓笛隊の襲来」 三崎亜記

鼓笛隊の襲来鼓笛隊の襲来
(2008/03/20)
三崎 亜記

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★★★☆

戦後最大規模の鼓笛隊が襲い来る夜を、義母とすごすことになった園子の一家。避難もせず、防音スタジオも持たないが、果たして無事にのりきることができるのか―(「鼓笛隊の襲来」)。眩いほどに不安定で鮮やかな世界をみせつける、三崎マジック全9編。『となり町戦争』の著者、1年4ヶ月ぶり待望の新刊。
「BOOK」データベースより



ひと月ほど前に読んだので、覚え書きのみ。
三崎亜記さんの本は、「失われた町」を読んで以来2冊目。
最初、名前で勘違いしてしまったのですが、男性の作家さんなんですよね。
物語は面白かったのだけど文章としては非常に読みにくくて、少し敬遠していました。

本作を何気なく図書館で手に取って、久しぶりに三崎さんの本を読んでみようかなとチャレンジ。
心配は全くの杞憂で、とても読みやすかったです。
短編ということもあったのかもしれません。

日常から少し逸脱した不思議な感覚。
でも、人間はあくまで人間的で、心がひんやりとしたり、ぞっとしたり、せつなくなったり。
面白い本です。


以下9編収録。

鼓笛隊の襲来
彼女の痕跡展
覆面社員
象さんすべり台のある街
突起型選択装置(ボタン)
「欠陥」住宅
遠距離・恋愛
校庭
同じ夜を見上げて



※住まいを引越しすることになり、ろくに本が読めていません。
さらに、引越し先は図書館が遠いので、なかなか本が借りられなくなるかも。
ちょっと心配しています。
三崎亜紀 | Comments(0) | Trackback(0)
2007/11/09

「失われた町」 三崎亜記

失われた町失われた町
(2006/11)
三崎 亜記

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★★★☆☆

30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。「消滅」によって人生を狂わされた人々が、運命に導かれるように「失われた町」月ケ瀬に集う。消滅を食い止めることはできるのか?悲しみを乗り越えることはできるのか?時を超えた人と人のつながりを描く、最新長編900枚。
「BOOK」データベースより


プロローグとエピローグに折り挟まれて、7つのエピソードから成る長編。

冒頭8ページのプロローグを読んだ段階で、長丁場が予想されました(笑)
特に説明のないままに独特の設定ありきで話が始まるので、特殊な言葉が意味不明のままで読み進めていくことに耐えなければいけません。

読むうちに、近未来日本が舞台かと思っていたのを、現代日本によく似ている別世界が舞台だと頭の中を修正。
本編に入ってからも「汚染」「抑制」「居留地」「ゾーン」「本体と別体」などの独特の言葉が出てくるたびに浮かぶ頭の中のクエスチョンマークに、適度に折り合いをつけて読む必要があります。
のちに説明されるごとに、頭の中を整理し想像力を働かせて、自分なりに世界観を再構築し、あれはこういう意味だったのかと確認する作業でしばしば中断されます。

世界観の大半が掴めてきて、ようやく感情移入できるようになりました。
登場人物それぞれの立場でエピソードが書かれ、それが折り重なっていくので、一定の側面に対する多方向からのアプローチには厚みがあり、読み応えがあります。
ただ、うまくいきすぎなところもあり、登場人物どうしの関係がつながりすぎている気もします。
また、向いている方向がみな同じ(途中で挫折したり、利己的だったり悪意があったりする人物があまりに少ない)なので、偏りがあるかなとは思いましたが、この話に他の側面からのエピソードが入ると異質な感じがしてしまうかもしれないし、これでよかったのかもしれません。

エピローグまで読み終えて、時の流れを感じ、伝わる思い、受け継がれる願いに心を打たれました。
思わず冒頭の「プロローグ、そしてエピローグ」を読み返しました。
今度は不完全な余韻にも気持ちよく浸れました。
再読すれば、前半のエピソードももっと違った感慨を持って読めるような気がする作品です。
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三崎亜紀 | Comments(0) | Trackback(0)
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