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2011/08/24

「ラインマーカーズ」 穂村弘

ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshiラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi
(2003/05)
穂村 弘

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★★☆☆

極彩色の都市を疾走する歌人、穂村弘初の自選ベスト歌集。
デビュー以来ニューウェーブ短歌の旗手として活躍し、ポップで切ない極彩色の短歌と、爆笑と共感を呼び起こすエッセイで、今や最も期待される書き手である穂村弘の、自選ベスト短歌集です。デビュー作『シンジケート』、第二歌集『ドライ ドライ アイス』、そしてタカノ綾のイラストレーションとのコラボレーションで話題を呼んだ連作歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』からセレクトした230首に、歌集未収録の短歌130首、そして本書のために書き下ろした30首を収録。青春の歌、恋愛の歌、都市の歌、祈りの歌・・・。世界的アーチスト、大竹伸朗が描き下ろしたチャーミングな装丁にくるまれた、これはあなたと世界の心臓を爆破するキュートで危険な歌集です。
小学館HPより



以前に読んだ、穂村さんと東直子さん共著「回転ドアは、順番に」がとても良かったので、いつか機会があれば穂村さんの短歌をもっと味わってみたいなと思っていました。
この作品は2003年に出された自選ベスト歌集とのことで、穂村さんを知るのにいい入門書だろうなと期待しながら図書館で借りてきました。

どうしよう、あまりピンとこなかった。
私の感性と想像力が乏しいのか。
なんだそりゃ。って思うものが多かった。
さらっと簡単に書いたようでいて、実はすごく深いのかもしれません。
私にはついていけなくて残念。

現代短歌の何たるかを知らない私ですが、穂村さんの歌はなんとなく型破りなイメージがあります。
形式にとらわれない伸び伸びした感じを受けました。
自然と心に寄り添ってくるような歌、笑ってしまいそうになるお茶目な歌をいくつか。

「自転車のサドルを高く上げるのが夏をむかえる準備のすべて」

真夜中の大観覧車にめざめればいましも月にせまる頂点

風の交叉点すれ違うとき心臓に全治二秒の手傷を負えり

最愛の兎の牙のおそるべき敷金追徴金額はみよ

「美」」が虫にみえるのことをユミちゃんとミナコの前でいってはだめね

つけものたちは生の野菜が想像もつかない世界へゆくのでしょうね

歯ブラシの群れに混ざって立っているコップのなかの貴方と私



散文の「ごーふる」が面白かったです。
カルピスのおろおろ、私も分かるなぁ。
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詩歌 | Comments(0) | Trackback(0)
2011/04/13

「詩の本」 谷川俊太郎

詩の本詩の本
(2009/09/04)
谷川 俊太郎

商品詳細を見る

★★★★

今ここにいる谷川俊太郎―書き下ろし含む全52篇収録。
「BOOK」データベースより




3月の頭ごろから、大好きな谷川俊太郎さんの「詩の本」をじっくり味わっていました。
メモ紙に控えていた、印象深かった作品。

いまここにいないあなたへ (冒頭)
泣声
若さゆえ
闇は光の母
できたら
かすかな光
ただ生きる
終わりと始まり


気づけば、命やこの世の摂理について、取り上げられたものばかりを選んでいました。
詩歌 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/12/22

「逃げの一手」 まど・みちお

100歳詩集 逃げの一手100歳詩集 逃げの一手
(2009/11/11)
まど みちお

商品詳細を見る

★★★☆

童謡「ぞうさん」の詩人100歳の記念詩集。

童謡「ぞうさん」「一年生になったら」などで知られる、まど・みちおさんは、日本で唯一「国際アンデルセン賞作家賞」を受賞した詩人。1992年に、美智子皇后が選・訳をされた詩集絵本「THE ANIMALS」が日米同時刊行されて、一躍「国民的詩人」としての名を高めました。
その、まどさんが2009年11月16日に100歳を迎えます。ながく童謡・詩を発表してきた詩人が、時にはユーモアを交え、時には世界を鋭く斬りながら、老境の感慨をうたいあげました。絵も得意とするまどさんの、最新の素描も収録。カバー装画も著者の手によるものです。
小学館HPより



時間ができたら感想書きます。
特にお気に入りは、「天のほうそく」「くもりびだった」「休みずき」。
詩歌 | Comments(0) | Trackback(0)
2009/07/04

「永遠に来ないバス」 小池昌代

永遠に来ないバス
永遠に来ないバス
★★★☆

本詩集には様々な“水”が登場する。それは、あるときには汚水であり、雨やシャワーの流水であり、私たちを満たし、その端から滑り落ちていこうとする水である。湯気のように現実の周囲を漂う、くらさや気怠さにもかかわらず、丸みのある、肌触りのよいことばたちは、常に明るい陽の方を向いている。何かを欠き、不安を抱えて生きる、私たちの傾斜の角度をあるがままに感知し、その微かな陥没までをも直観し、あざやかな、ことばへの転換を図る。鮮烈な第一詩集『水の町から歩き出して』、現代詩ラ・メール新人賞受賞の第二詩集『青果祭』から6年を経て、いまだみずみずしくも、安定した技法を定着させた詩人の、注目すべき新詩集。
「BOOK」データベースより


最近小説を読んで気になっていた、小池昌代さんの詩集を図書館で見つけました。
はしがきの「つり橋」を含めると25の詩が収録。
パッと読んだだけでは意味の分からないものもあったのだけれど、心に迫ったものだけを味わうことに。
(意味を読み解くことを放棄してます 笑)

時間、空間、瞬間、という「間」の感覚を鋭く切り取っているという印象を持ちました。
特に印象に残った詩は、「永遠に来ないバス」「空豆がのこる」「靴ずれをめぐって」「あいだ」「蜜柑のように」「手を洗うひと」。
動と静の両方の詩がありますが、私はどちらかといえば静のほうに惹かれたようです。

自分では意識しなかったのだけど、解説文を読んで、改めて“水”の出てくる詩が多いことに気付かされました。
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詩歌 | Comments(0) | Trackback(0)
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