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2010/09/24

「ワーキング・ホリデー」 坂木司

ワーキング・ホリデーワーキング・ホリデー
(2007/06)
坂木 司

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★★★☆

元ヤン・ホストが宅配便(特別仕様車)ドライバーに転身!?血気さかんな若者と所帯じみた小学生、親子と仕事と仲間によるひと夏の贈り物。
「BOOK」データベースより



さらりと読めて、くすっと笑えて、心がほんわかする。
そんな物語でした。

登場人物は、ちょっと個性的で、でもみんな憎めない、とてもいい人たち。
そこが、この物語を優しく感じさせるのかなと。

ちょっと都合よく話が進みすぎのきらいがあって、どこか物足りない気持ちにはなるのだけど、逆に言えば安心して読めます。
ユーモアを織り交ぜながら、文章も読みやすく、ページ数もそう多くないので、1日で読みきりました。
肩の力を抜いて、軽い読み物を読みたいときにいいかな。

これからのストーリーを予感させるような終わり方。
3人に、そしてヤマトを取り巻く人達に幸せになってもらいたいなと、温かい気持ちで本を閉じたのでした。
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坂木司 | Comments(0) | Trackback(0)
2008/01/07

「ホテルジューシー」 坂木司

ホテルジューシーホテルジューシー
(2007/09)
坂木 司

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★★★☆☆

以前読んだ「シンデレラ・ティース」の姉妹編にあたるお話です。
サキの友人、柿生浩美ことヒロちゃんが主人公。

大家族の長女として小さいころから弟や妹の面倒を見、家の手伝いをするのが習慣になっているヒロは、自分のことは後回しにしてでも人に世話を焼き、空き時間も有効に使いこなしててきぱき動く女子大生。
そんな彼女が、ぽっかりと空いてしまう夏休みに選んだバイトは、東京から遠く離れた沖縄の宿での住み込みの仕事でした。
当初は、石垣島のホテルで同世代の仲間と忙しく働くバイトに充実感を感じていたものの、急遽人手の足りなくなった別のホテルに応援にいくことになってしまいます。

那覇市内にある、そのホテルの名は「ホテルジューシー」。
わかりづらい場所にあり、雑居ビルのような外観で、ホテルの客室とマンションの部屋が階を隔てて混在する建物のそこは、長逗留する常連客や口コミでやってきた客がほとんど。
石垣島の宿とは趣のまったくちがうホテルで、ヒロはフロント業務や雑務全般を一人でこなすことになってしまいます。

他の従業員は、朝食料理担当の比嘉さん、掃除係のクメばあとセンばあ、そして昼行灯で頼りにならないけど夜は冴えるオーナー代理。
沖縄らしい、おおらかでのんびりとした従業員たちのいい加減な面に、苛立ったり脱力したりのヒロ。
さらに、宿泊客のなかにもヒロが放っておけない人たちが次々とあらわれて・・・。
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坂木司 | Comments(0) | Trackback(0)
2007/10/07

「シンデレラ・ティース」 坂木司

シンデレラ・ティースシンデレラ・ティース
(2006/09/21)
坂木 司

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★★★★☆

このお話、やさしい空気に包まれています。
ひょんなことから大学の夏休みに、叔父の勤める歯科でアルバイトをすることになってしまった咲子。
実は小さいころ、恐い思いをしたトラウマから、歯医者が大の苦手なのです。
クリニックのスタッフや、患者さんとのやり取りを通じて、少しずつ変わっていく咲子のひと夏を、温かく軽やかに描いています。

咲子の仕事は受付。
院長から、治療に役立てるために患者さんの食べ物の嗜好などの生活習慣を聞きだして「第二のカルテ」を作るように言われます。
患者さんの抱える歯にまつわる問題や心の悩みを、クリニックの面々と解決していくのですが、少し謎解き風になっていておもしろいです。
そこに人付き合いの下手な歯科技工士、四谷のことが少しずつ気になり始めた咲子の心の動きが絡みながら進行していく、連作短編集となっています。

クリニックのスタッフが個性的で魅力があり、とても温かく居心地のいい空間です。
みんな仕事に対して真摯で、プロ意識が高く、患者さんへの配慮が行き届いているんです。
クリニックも、パウダールームがあったり、荷物を受付で預かったり、患者をお客様と呼んだりと、まるでスポーツクラブやエステのよう。
ああ、こんな歯医者なら行ってみたい(笑)

四谷以外のスタッフの出番がもっとほしいと思ったのは、それだけ魅力的なキャラクターがそろっているからですね。
成瀬先生のナンパの注意点三カ条には思わず笑ってしまいました。

実は坂木さんのお話を読むのは2作目なのですが、最初に読んだのがどうも自分にあわなくて、それ以来苦手意識がありました。
先日、図書館で何気なく手に取ったこの本。
あ、坂木さんか~と思いつつ書き出しだけ見てみようと思ったら、なんか読みやすそう!
とりあえず借りてみることにしたんですが、正解でした。
おだやかで優しい気持ちになれる本でした。

他の作品も読んでみたくなりました!
坂木司 | Comments(0) | Trackback(0)
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