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2014/02/25

「神去なあなあ夜話」 三浦しをん

神去なあなあ夜話神去なあなあ夜話
(2012/11/28)
三浦 しをん

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★★★☆

三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、二十歳。神去村の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫ります。お仕事小説の旗手が贈る、林業エンタテインメント小説の傑作。
「BOOK」データベースより



「神去なあなあ日常」の続編。
全編通して勇気のパソコン手記による語りなのが、ノリが軽すぎて正直好みじゃないのです。(シリアスな内容だとさすがにトーンダウンするかな)
でもストーリーは面白い。
前作では勇気の目を通して林業の難しさと面白さを垣間見、最後に祭りで盛り上がりましたが、今回は村での暮らしぶりと人間ドラマが中心で登場人物の輪郭が引き立ってくるようでした。
神去村の過去、勇気の恋の苦悩など「夜話」らしい内容に、じんときたりほっこりしたり。
山太がかわいいです。
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三浦しをん | Comments(1) | Trackback(1)
2013/07/08

「神去なあなあ日常」 三浦しをん

神去なあなあ日常神去なあなあ日常
(2009/05/15)
三浦 しをん

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★★★☆

美人の産地・神去村でチェーンソー片手に山仕事。先輩の鉄拳、ダニやヒルの襲来。しかも村には秘密があって…!?林業っておもしれ~!高校卒業と同時に平野勇気が放り込まれたのは三重県の山奥にある神去村。林業に従事し、自然を相手に生きてきた人々に出会う。
「BOOK」データベースより



しをんさん作品にしては、面白いと感じるまでに時間がかかりました。
語り口のせいか、林業という内容によるものか。
主人公の勇気がパソコンに書いた手記を読む形の物語です。

はじめは林業に興味がなく戸惑うばかりの勇気が、徐々にその仕事と神去村での生活に馴染んでいくと同時に、私の気持ちもリンクして、いつの間にか楽しんで読んでいました。

神様にまつわるいくつかの出来事が興味深かったです。
人智を超えた神秘を感じる、奥深い山の中の世界。
とくに祭りのシーンは迫力があって圧巻でした。
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2012/10/10

「星間商事株式会社社史編纂室」 三浦しをん

星間商事株式会社社史編纂室星間商事株式会社社史編纂室
(2009/07/11)
三浦 しをん

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★★★☆

川田幸代。29歳。会社員。腐女子。社の秘められた過去に挑む―。本間課長は言った。「社史編纂室でも、同人誌を作ろう!」その真意はいかに?風雲急を告げる社史編纂室。恋の行方と友情の行方は、五里霧中。さらには、コミケで人気の幸代の小説も、混乱に混乱を!?これでいいのか?わたしの人生。
「BOOK」データベースより



「舟を編む」と近しいものをどことなく感じる話だけど、こちらのほうがエンタメ色が強いかな。
しをんさん、ノリノリで書いたのかなー(笑)というはっちゃけぶりでした。
気負わずに読めて面白かったです。
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2011/12/09

「舟を編む」 三浦しをん

舟を編む舟を編む
(2011/09/17)
三浦 しをん

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★★★★

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
「BOOK」データベースより



最近では辞書をひくことも少なくなってしまったけど、学生の頃は国語辞典の愛用者でした。
特に調べたい言葉がなくても、なんとなくページをめくって言葉を眺めていることもよくありました。

このお話が、辞書の編纂に関わる人たちの物語だと知って、俄然興味が湧きました。

地味な仕事ということもあり、また取り立てて起伏のある展開ではありません。
ですが、もともと興味のある分野であることと、しをんさんのユーモアを交えた語りで、飽きることなく読めました。

辞書が、細部の細部までこだわり、気の遠くなるような地道な作業を積み重ねて出来上がっているのだと知りました。
辞書編纂に人生を捧げるほどの、愛着と熱意を持って仕事にあたっている人がいるのだと知りました。
だからこそ、信頼に足る書物なのだと思いました。

終盤、みなが全力で仕事に取り組む姿に胸を打たれ、その情熱に心が熱くなり、予定調和な結末ではあったけれど、自然と涙があふれました。
辞書と言葉への愛おしさがこみあげてきました。
これまで知ることがなかった仕事の一端を覗かせてくれた、しをんさんに感謝。
何かに一生懸命な人は素敵です。
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2011/08/27

「まほろ駅前番外地」 三浦しをん

まほろ駅前番外地まほろ駅前番外地
(2009/10)
三浦 しをん

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★★★☆

第135回直木賞受賞作『まほろ駅前多田便利軒』での愉快な奴らが帰ってきた。多田・行天の物語とともに、星、曽根田のばあちゃん、由良、岡老人の細君が主人公となるスピンアウトストーリーを収録。
「BOOK」データベースより



前作を読んだのが、たしか5年ほど前。
すごく面白かった記憶はあるけれど、内容はおろか登場人物も覚えてない始末。
でも読み始めて、多田と行天のキャラクター、二人の掛け合いの面白さが蘇ってきました。
(残念ながら、他の登場人物はさっぱり記憶から抜け落ちたままですが。)
そういう状態でも、とても面白く読めました。

テンポの良い会話に笑ってしまうところもあり、登場人物も個性的で飽きない。
きっと前作を読んでない人でも楽しめるかと。
注意点としては、デリケートで潔癖な方は、食事前や何か食べながら読まないほうがいいかなぁと思いますが(笑)

特に岡夫人の話がよかったです。
曽根田のばあちゃんの話は、テンポの面で読むのに若干スピードダウンしたかな。

行天の抱えている闇の一面が見え隠れし、多田にも気になる人物ができて、今後展開しそうな雰囲気。
続編があることを期待してます!
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2011/06/10

「小暮荘物語」 三浦しをん

木暮荘物語木暮荘物語
(2010/10/29)
三浦しをん

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★★★★

小田急線・世田谷代田駅から徒歩五分、築ウン十年。空き室あります!安譜請ですが、人肌のぬくもりと、心地よいつながりがあるアパートです。うまい、深い、面白い。三拍子揃った会心作。
「BOOK」データベースより



気軽に読める感じの連作短編なので油断して読んでいたら、最後から2話目で号泣してしまいました。
三浦しをんさん、やっぱり面白い。
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2009/11/25

「きみはポラリス」 三浦しをん

きみはポラリスきみはポラリス
(2007/05)
三浦 しをん

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★★★☆

これって恋or愛?いえ、これこそ恋愛そのもの。世間の注目も原稿の注文も「恋愛」のことばかり。なら、とことん書いてみようじゃないの!ということで生まれたただならぬ「恋愛短篇集」。初恋、禁忌、純愛、結婚、信仰、偏愛、同性愛…本気で恋し、だれかを愛したいなら読むしかない!われらの時代の聖典。
「BOOK」データベースより



何度か読むチャンスがあったのに時間の都合などで返却してしまい、今までずっと読めずにいた本です。
だからちょっと期待値が上がってしまっていたのかな。
それぞれに面白かったのだけど、読み終えて充足感をあまり得られなかったような。

以下12編収録。

永遠に完成しない二通の手紙  …お題「ラブレター」
裏切らないこと  …自分お題「禁忌」
私たちがしたこと  …自分お題「王道」
夜にあふれるもの  …自分お題「信仰」 
骨片  …お題「あのころの宝もの」
ペーパークラフト  …自分お題「三角関係」
森を歩く  …お題「結婚して私は貧乏になった」
優雅な生活  …自分お題「共同作業」
春太の毎日  …お題「最後の恋」
冬の一等星  …自分お題「年齢差」
永遠につづく手紙の最初の一文  …自分お題「初恋」

本書の巻末に、あらかじめ提示されていた「お題」、特に指定がなくしをんさんが設定した「自分お題」が載っていて、それを意識しながら読むのもおもしろかったです。
しをんさんの「王道」と「三角関係」って…やはり一筋縄にはいきませんね(笑)

「冬の一等星」に

八歳の冬の日からずっと、強く輝くものが私の胸のうちに宿っている。夜道を照らす、ほの白い一等星のように。それは冷たいほど遠くから、不思議な引力をまとっていつまでも私を守っている。

という文があるのですが、「きみはポラリス」という小説タイトルはここからとられたのでしょうか。
ポラリスというのは、北極星のことなんだそうですね。
動かない、目印となるような星を相手になぞらえるなんて、ロマンチックです(笑)

「裏切らないこと」は、最初から度肝を抜かれました(苦笑)
でも、この話を通して語らんとすることは、心にすっと入ってきたかな。

なぜ女たちは、血のつながった男には深い寛容と信頼を見せ、他人である男には素っ気ないとも言える警戒を見せるのか。

結婚し長年暮らしている相手でさえ、本能的な部分では「他人」である、と感じるいうのが妙に面白くて心に残りました。

「骨片」は、ちょっと気味が悪く、余韻の残る話でした。
「それ」を隠し持ち愛でることで、その時代の女性の立場への思いや、遂げることのなかった行き場のない想いなど、自分の内面を慰めていたのでしょう。
「その世界を狭いと思う人がいるでしょうか。」という先生の言葉が胸にしみました。

「優雅な生活」は一番安心してほっと読めたお話(笑)
二人の意地の張り合いとやりとりが楽しくて、さらりと楽しめました。

「春太の毎日」も、すぐにネタバレしてしまうけど、かわいらしいお話。
小説ならではの面白さです。
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三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2008/06/30

「仏果を得ず」 三浦しをん

仏果を得ず仏果を得ず
(2007/11)
三浦 しをん

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★★★☆☆

ああ、またしてもきちんと感想書く時間がないです…
忘れないように、とりあえず一言感想のみ。

文楽ってちゃんと見たことないし、私にとってはまったくの未知の世界なのです。
そんな、近寄りがたい伝統芸能が、魅力たっぷりに書かれてあっておもしろかったです。
文楽の作品と、それぞれの登場人物の物語がうまく組み合わさっているのがよかった。
それぞれが芸の道を貫くストイックなまでの思いに圧倒されると共に、人間らしい感情が作品世界に絡んでいくところが読んでいて親しみやすいです。
文楽は、太夫と三味線と人形遣いの三業一体の芸能。
このお話の中では、太夫と三味線がメインですが、そのコンビネーションのなせる業が、文字のなかで存分に味わえました。

文楽のお話にあまりに疎すぎたため、こちらの本を手元に置いて読みました。
あらすじで読む名作文楽50 (ほたるの本)あらすじで読む名作文楽50 (ほたるの本)
(2005/06)
高木 秀樹青木 信二

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三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
2007/10/07

「むかしのはなし」 三浦しをん

むかしのはなしむかしのはなし
(2005/02/25)
三浦 しをん

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★★★☆☆

日本の昔話をモチーフにしをんさん独特の世界観で描かれた現代版昔話、といった様相です。
7つの短編で構成されていますが、読み進めるうちにそれぞれがある主軸でつながっていくことがわかってきます。

三カ月後に地球は大きな隕石と衝突し、滅亡するかもしれない。木星に脱出するロケットには、一千万人しか乗れず、搭乗者は抽選できまるという。
そのとき人は何を思い、どうするか。何を語り何を伝えるのか。

あとがきまで読み終えて、一話目を読み返すと、面白みに欠けると思っていたこの起点が生きてきます。

読みやすいので表面上だけをさらうと読みとばしてしまうけれど、そこには計算された精巧な構成と話の深さがあり、巧いなあと思いました。
まるで自分が遠い先からこの昔話をよんでいるような現実離れした淡白な空気感も「むかしばなし」ならでは。

「風が強く吹いている」や「まほろ駅前多田便利軒」のように胸熱くなる話ではないけれど、これはこれでとてもよかったです。

「ラブレス」・・・かぐや姫 
「ロケットの思い出」・・・花咲か爺
「ディスタンス」・・・天女の羽衣
「入り江は緑」・・・浦島太郎
「たどりつくまで」・・・鉢かつぎ
「花」・・・猿婿入り
「懐かしき川べりの町の物語せよ」・・・桃太郎

短編の中でも「たどりつくまで」と「懐かしき川べりの町の物語せよ」が特に好きです。
三浦しをん | Comments(0) | Trackback(0)
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