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2013/02/18

「金米糖の降るところ」 江國香織

金米糖の降るところ金米糖の降るところ
(2011/09/28)
江國 香織

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★★★☆

ブエノスアイレス近郊の日系人の町で育った佐和子とミカエラの姉妹は、少女の頃からボーイフレンドを“共有すること”をルールにしていた。留学のため来日したふたりだったが、誰からも好かれる笑顔の男・達哉に好意を抱く。しかし達哉は佐和子との交際を望み、彼女は初めて姉妹のルールを破り、日本で達哉と結婚。ミカエラは新しい命を宿してアルゼンチンに帰国する。20年後、佐和子は突然、達哉に離婚届を残して、不倫の恋人とともにブエノスアイレスに戻る。一方、妹のミカエラは多感な娘に成長したアジェレンと暮らしていたが、達哉が佐和子を追いかけ、アルゼンチンにやってくると…。東京とアルゼンチン・ブエノスアイレス、華麗なるスケールで描く恋愛小説。
「BOOK」データベースより



久々に江國香織さん。
アルゼンチンの日系人として生まれ育った姉妹それぞれの独特なアイデンティティを絡めながら、倒錯した恋愛観を美しく壮大に描いた作品でした。
正直共感できない部分が大半なのですが、それもいつものこと(笑)
恋愛の諸々はさらさらと流れてあまりつめ跡を残さず、少女の立てた十字架と、タイトルの金米糖の由来が心に残りました。

ところで、たぶちんは共有しないのでしょうかね。
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江國香織 | Comments(2) | Trackback(1)
2009/10/22

「すきまのおともだちたち」 江國香織

すきまのおともだちたち (集英社文庫)すきまのおともだちたち (集英社文庫)
(2008/05/20)
江國 香織

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★★★☆

庭で育てたレモンの木からレモネードを作り、針仕事で暮らしている「おんなのこ」。両親は最初からなく、車も運転できる古びた「お皿」と住んでいる―。仕事で訪れた街で道に迷い、帰れなくなった新聞記者の「私」は、客として彼女たちにもてなされることになるのだが…。けっして変わらないものが存在し続ける、そんな場所で出会った、小さな女の子との、いっぷう変わった長い長い友情の物語。
「BOOK」データベースより


移動の道中で慌しく読んだ本。
読み方とタイミングが悪かったのか、好きな江國さんの本なのだけど、この世界観に浸りきることができませんでした。
残念。
あ、でも海辺での風呂敷とのシーンは妙に好きです。
それに、最後に女の子が、「過去の思い出」について語るシーンも。
(なんだかんだ言って、けっこう浸っていますね 笑)

大人のための童話、といった感じで書かれた、やわらかいです・ます調の文章は、読んでいて少し退屈だけど心地いい。
それに、はっとする素敵な言葉にもたくさん出会えました。
そのことだけを取っても、読んでよかったなと思います。

中でも心に響いたのは、お皿のこの言葉。

「私たちをほんとうにしばるのは、苦痛や災難や戸棚ではないのよ。幸福な思い出なの。それに気づいたとき、私はとびだす決心をした。
やってみれば簡単なことだった」



さらに文庫本を借りたおかげで、好きな歌人の東直子さんの解説を読むことができました。
この解説が本当に素晴らしくて、東さんのことをまた好きになってしまった。
東さんは冒頭でこう述べます。

「読み返すたびに、心に響く部分がまるで違うことがあり、驚いてしまう。すっかり忘れていた場面に、妙に反応してしまったり。なぜそんなふうに、読むたびに感じ方が変わるのか。答は簡単。自分が変わったからである。本の中身は変わらないのだから。(中略)書いた人が、読んだ人が、どんなに変わっても、たとえこの世にいなくなったとしても、どんなに時代が移り変わっても、本の中の世界は、永遠だ。」


然り。
そうですね、東さん。
そういうことを、この本はとりわけ感じることのできるお話だと私も思います。
江國香織 | Comments(2) | Trackback(0)
2007/11/07

「がらくた」 江國香織

がらくたがらくた
(2007/05)
江國 香織

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★★★☆☆

江國さんの本は一時期集中的に読んだため、少し食傷気味となり(笑)、しばらく読んでいませんでした。
久々に読んで、やっぱり彼女の書く文章が好きなんだなぁと再認識しました。
言葉の選び方やこだわりを感じる表現が、読んでいて心地よいのです。

そして、この人だったらこういう考え方やそういう話し方をする、という像がしっかり伝わってきます。
江國さんが何かのインタビューで、「この人は○○だ」と書かずに、言葉や行動によって、この人は○○だなぁと読者に感じてもらえるように書きたい、というようなことを話していました。
細部にまでこだわっているからこそ生まれる安定感が好きです。

ストーリーは、相変わらずハイソな空気をまとった、どこか壊れた人たちの恋愛話が主軸です(笑)

柊子と母の桐子は、旅先のリゾート地でもう一組の日本人旅行者の父娘の根岸、美海(ミミと呼ばれている)と知り合う。
帰国後も柊子とミミは桐子を通じて交流を続け、柊子の視点と、ミミの視点の物語が交互に紡がれていきます。

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江國香織 | Comments(6) | Trackback(0)
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