「幸福な生活」 百田尚樹
![]() | 幸福な生活 (2011/05/27) 百田尚樹 商品詳細を見る |
★★★☆
最後の1行がこんなに衝撃的な小説はあったろうか。
愛する人の“秘密”をのぞいてはいけない…
百田尚樹は長編だけじゃない!
圧倒的ストーリーテラーが贈る
稀代の怪作誕生──
本の目利きがこぞって絶賛! この面白さ、見逃すな──
祥伝社HPより
以下18編収録。
母の記憶・夜の訪問者・そっくりさん・おとなしい妻・残りもの・豹変・生命保険・痴漢・ブス談義・再会・償い・ビデオレター・ママの魅力・淑女協定・深夜の乗客・隠れた殺人・催眠術・幸福な生活
最後の1行が、必ず次ページ1行目にくるように構成され、その一言にどきりとする短編。
アイディアが面白いし、話もさすがうまいなと思いました。
ただ、読んでいるうちにパターンが読めてきてしまったかな。
一編一編はよくても、まとめて1冊の本として読んだときに、少し単調な印象。
次回は長編を読みたいです。
以前に読んだ「永遠の0」があまりによくて、ハードルの上がってしまった作家さんなのでした。
「バスジャック」 三崎亜紀
![]() | バスジャック (集英社文庫) (2008/11/20) 三崎 亜記 商品詳細を見る |
★★★★
今、「バスジャック」がブームである―。バスジャックが娯楽として認知されて、様式美を備えるようになった不条理な社会を描く表題作。回覧板で知らされた謎の設備「二階扉」を設置しようと奮闘する男を描く「二階扉をつけてください」、大切な存在との別れを抒情豊かに描く「送りの夏」など、著者の才能を証明する七つの物語。
「BOOK」データベースより
「送りの夏」で号泣、「動物園」もよかったです。
二階扉をつけてください
しあわせな光
二人の記憶
バスジャック
雨降る夜に
動物園
送りの夏
「ツナグ」 辻村深月
「恋文の技術」 森見登美彦
「蜩ノ記」 葉室麟
![]() | 蜩ノ記 (2011/10/26) 葉室 麟 商品詳細を見る |
★★★★
豊後・羽根藩の奥祐筆・檀野庄三郎は、城内で刃傷沙汰に及んだ末、からくも切腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通を犯した廉で、家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。庄三郎には編纂補助と監視、七年前の事件の真相探求の命が課される。だが、向山村に入った庄三郎は秋谷の清廉さに触れ、その無実を信じるようになり…。命を区切られた男の気高く凄絶な覚悟を穏やかな山間の風景の中に謳い上げる、感涙の時代小説。
「BOOK」データベースより
ひと月ほど前に読み終えました。
直木賞受賞作ということで、初めて読んだ作家さんです。
時代小説ならではの背景の難しさはありましたが、読みやすい文章ですっと入り込めました。
終盤は涙涙。
そして読み終えると自然と背筋がすっと伸びるような、そんな作品でした。





